起業家・清水流美コラム(3)

 専門家人脈を形成するために一番大切なこと。



「人脈が大切」とよく聞きます。
勘違いしてはいけないのは、「どれだけの知り合いがいるか、どれだけ仲良しが多いか」ではない、ということです。
プライベートなら、気安い友達が多いことは人生を豊かにしますが、ビジネスの側面で見た場合、まったく異なります。

ビジネスの側面では「専門家の人脈を形成する」ことがとても大切。
いずれはお互いに、身を助け合い、またお互いの発展に貢献できる仲間を形成するのです。

ではどうしたら専門家の人脈ができるか?というと、こたえはとてもシンプルで、自分自身がどんなニッチな分野でも良いので専門家になる、ということです。
しかも適当な専門家ではなく「この分野だったら清水さん」というように、明確な専門家である必要があります。
そのために、分野を絞っても構いません。
私の場合は、起業してから10年間、ずっとギネス記録申請の専門家です。今では誰がどう見ても、誰がどんな調べ方をしても、清水流美はギネス申請の専門家です。

どんなに狭くても、一つのカテゴリの中で「この人しかいない」という専門家になることです。
そうしたら、また別の専門家との接点ができるようになり、いずれは専門家人脈を形成することができます。
なぜなら、ある分野の専門家が求めていることは、別の分野の専門情報だからです。だから、専門家は別の分野の専門家との出会いを求めるのです。

これでわかりますよね?
自分が専門家になるということは、別の専門家から自分が必要とされる、ということ。
こうして専門家人脈がだんだんとできていくのです。

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